おはようございます。¡Buenos dias!
前回、「権利」を勝ち取る人たちをバッシングする心理を、「石川優実」氏の例を挙げて綴った。
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バッシングの根底に、
「権利は義務を果たした者に与えられる恩賞」
というニッポン的な考えがあるということを綴った。
思えば、これは
まぎれもない「ニッポンの伝統」
というような気がしてきた。
「ニッポンの伝統」と言われるものは、実は19世紀から20世紀、明治時代以降にこじつけられたものが意外と多いと言われる。
- 「初詣(行楽地の神社仏閣に参拝する)」は、19世紀に鉄道会社が販促(乗客増加)計画として打ち立てられた
- 「相撲はニッポンの国技」というのは、20世紀に相撲の常設会場の名称を「国技館」と名付けた際にこじつけられた
- 「重箱に入ったおせち料理」というものは、戦後に百貨店が定着させた
- などなど…*1
しかし、「権利は義務の恩賞」という考え方は、鎌倉時代の「御恩と奉公」から来ているものと考えたら、
800年余りのまぎれもない伝統
と言っていいものかもしれない。
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しかし、「義務を果たせない、あるいは勝ち取らないと権利を得られない人たち」にとって、こんな考え方ははっきり言って地獄でしかない。
これからも、「義務」を盾に、「権利を勝ち取ろうとする人たち」を毒オトナは攻撃し続けるであろう。
私はそんな毒オトナどもに抗い続ける所存。
それではまた次回。