ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナの条件(74)「こどな」と「毒オトナ」

こんばんは。

最近私の住んでいる自治体で議会選挙がおこなわれ、なんと「共産党」の候補者が全員落選。

ツイッターなどを見てみるとこの結果に毒オトナたちは欣喜雀躍きんきじゃくやくしている。

なんかこれをテーマに新しいシリーズ連載を企画している。

題名は『「共産党」がいなくなった街で(仮)』

さて、今回も毒オトナの条件をお送りする。

 

「こどな」と「毒オトナ」

昔、今は亡き「コミックボンボン」にて、

「Mr.マサシ」

という漫画が連載されていた。

作者は故・赤塚不二夫

www.koredeiinoda.net

舞台は少子高齢化が深刻化した日本国。

時の内閣総理大臣*1が「成人年齢を『10歳以上』とし、労働に励んでもらう*2」と緊急発表。

主人公マサシとクラスメートたちもそれぞれ労働につき、「大人になるとはなんなのか」と自問自答する。

赤塚不二夫作品らしからぬ、やけに道徳的、はっきり言ってしまえば「説教臭い」内容の作品だったことを記憶している。

大人になり切れないオトナ=「こどな」

作品のキーワードが「こどな」である。

ぶっちゃけ言えば「大人になり切れていないオトナ」。

「なんで嫌いな上司におべっか使わなければならないんだ」と主人公がぼやくと、クラブのホステスになっていたクラスのマドンナが「そんなことを言っているからあなたは『こどな』なのよ!」と説教する。

  • 上司におべっか使うこと
  • 顧客の理不尽な要求に笑顔で応えること
  • そして社会の「主流秩序」に従うこと…

これが「大人」なのだというメッセージが込められた作品であり、今思えば「主流秩序」に適応できない人たちにとっては残酷な内容だなあと思う。

「毒オトナ」も「こどな」なのではないか

さて、私は本シリーズで綴っている「毒オトナ」は別の意味で「こどな」なのではないかと思っている。

  • 石川優実」氏への誹謗中傷
  • 「立憲野党」への揶揄
  • 「政権与党」へのこびへつらい

これらのツイートやレビュー、投稿が実に子供じみている。(個人の感想です)

とにかく「あげつらう」ためならなんでもやる。幼稚なことも。

しかし、こんなことをしているのが実は大の大人なのである。つまり「Mr.マサシ」であれば「大人の鑑」というべきことをしているわけだ。一部「HIKIKOMORI」もいるかもしれないが。

そんな「大人の鑑」たちが「気に入らない存在」に対して誹謗中傷、揶揄をする。
子どものいじめと何が違うのか。

これはまた別の種類の「こどな」といえよう。

次回に続く。

*1:ちなみに「細川護熙」氏をやけに不細工にしたキャラクターデザインだった。

*2:飲酒喫煙も認められる。