こんにちは。¡Hola amigos!
二日連続の更新。この調子でもう少し更新頻度を上げるぞ。
今回も「毒オトナ社会の解きかた」。
この国ニッポンで社会問題を真剣に考える(ほぼ)唯一のタイミング
前回、「この国ニッポンでは社会問題を真剣に考えることがほとんどなく、『エンタメ(エンターテインメント)』として消費されるだけ」と綴った。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
今朝、NHK「おはよう日本」を見ていて、ふと前回のテーマについてもう少し深く考えるきっかけが放送されていたので今回はそのことを綴りたい。
沖縄の軍用地が投資対象に
その番組では、沖縄県内の在日米軍用地が半ば「投資対象」として買われ、「お得な賃料収入が得られる」と注目されていることが報じられていた。
軍用地を取り扱う不動産業者の方はひたすら問い合わせにてんやわんやとなり、また軍用地を所有している地元の自治会では賃料収入から子どものためのランドセルを購入していた。
このような軍用地で収入を得ている人たちが一番困るのが、「米軍基地・軍用地の返還」である。
収入を得られなくなってしまうから。
社会問題を真剣に考えるタイミング、それは投資対象・経済指標の動向
このニュースを見てふと考えたのが、
この国ニッポンでは社会問題を真剣に考える(ほぼ)唯一のタイミングが、「投資対象および経済指標が一体どうなるのか」ということ
なんだよなあ、ということ。
上記のニュースでは、(ある意味)「沖縄の米軍基地・軍用地」の問題を真剣に考えている。
今日から6月だが、様々な食品や燃料などの値上げがされる時期とされており、この問題についてもこの国では(ある意味)真剣に考えている。
企業の株式や各国の国債、為替レートも真剣に見ている人は多かろう。
逆にいえば、この手の問題が絡まない社会問題は真剣に考えることはほとんどなく、それこそ「エンタメとして消費」することしかしないだろうということだ。
「米軍基地・軍用地」問題で必ず放たれる毒オトナしぐさ
さて、先ほどのニュースに戻すが、この手の問題で毒オトナたちが必ず放ってくる「しぐさ」があるんだよなあ。
「米軍基地の返還などと言っている奴ら、軍用地で生活・運用している方々のことも真剣に考えろ」
という言動。
1990年代の基地問題がニュースになっていたとき、父親がよく「ニュースステーション(テレビ朝日)」などを見ていてクダを巻いていた。
その前に「基地に悩まされてきた人々」の視点が全然ないよね。
単に「下」を踏んづけたいだけ。
経済指標が絡まない社会問題も、もう少し真剣に考える習慣を身に着けたいものである。
次回に続く。