ぶた猫ぶーにゃんの社会的マイノリティ研究所

私、ぶた猫ぶーにゃんの「社会的マイノリティ」について考えるブログです。主に社会的マイノリティ、そして彼ら彼女らを侮辱する「毒オトナ」について綴っています。

毒オトナ社会の解きかた(22)雨宮氏の悲痛なルポ。しかしそれでも…

おはようございます。¡Buenos dias!

今回も毒オトナ社会の解きかたをお送りする。

雨宮氏の悲痛なルポ…しかしそれでも…

昨日更新された「マガジン9」を読んだ。

maga9.jp

やはり私が好きなのは「雨宮処凛がゆく」。

今回は「福祉に頼れない、頼ろうとしても誹謗を受ける」悲痛な声を紹介していた。

maga9.jp

その中で私が一番印象に残ったのがこの一文。

 「70代男性、単身。収入は月6万円の年金だけで、家賃が3万5000円で、滞納が心配。前は多少のアルバイトがあったが、今はコロナでまったくない。食べるものもぎりぎりで、1玉18円のうどんを3回に分けて食べている。役所に生活保護の相談に行ったら『人のお金で食べさせてもらうのか』『働く人の上前をはねて生きるつもり』と罵倒される。体調も悪く、こんな状態で生きていても仕方ないと思う」

「人のお金で食べさせてもらう」、か…

うちもHIKIKOMORIで障害年金を受給できたときに父親から言われたなあ…
「お前は国の税金で生かしてもらってるんやぞ」とさあ。

それでも、この国は変わらないだろう

雨宮氏は最後にこう綴っている。

 この国には、弱い立場の人々の声を聞こうともしない政治家と、しっかり耳を傾け寄り添ってくれる政治家がいて、今、前者が圧倒的に力を持っている。参院選は、その力関係を変える大きなチャンスだ。

 投票まで、あと少し。当選してほしい議員が、私にはたくさんいる。

しかしそれでも、私はこの国は変わらないだろうと思っている。「力関係」なんて変わらないだろうと。

  • 「うちらは生活困窮者とは違う。うちらはこんな奴らにはならない」という意思表示として政権与党や「維新を名乗るナニワのトランピズム政党」に投票
  • 「生活困窮者にならないために、そして福祉サービスにすがるような愚か者にならないためにも自分磨き、自己啓発、資産運用に努めるんだ」と投票を棄権
  • そして当の生活困窮者も「どうせ投票しても何も変わらないし、さらに『生きる価値なし』とレッテルを張られ続けるんだからせめて『死ぬ権利』が欲しい」と投票を棄権

こんな構図で現政権与党や「ナニワのトランピズム政党」が伸びるんだろうなあ…

そして衆議院解散がなければ、この先3年は国政選挙がないらしい。

憲法は晴れて改正され(戦争できる国づくりはもちろん、「家族の絆」などを押し付けられる)、「大阪関西万博」をもろ手を挙げてテレビ屋は礼賛するんだろうなあ。

そんじゃまた。