おはようございます。¡Buenos dias!
今回も毒オトナ社会の解きかたをお送りする。
雨宮氏の悲痛なルポ…しかしそれでも…
昨日更新された「マガジン9」を読んだ。
やはり私が好きなのは「雨宮処凛がゆく」。
今回は「福祉に頼れない、頼ろうとしても誹謗を受ける」悲痛な声を紹介していた。
その中で私が一番印象に残ったのがこの一文。
「70代男性、単身。収入は月6万円の年金だけで、家賃が3万5000円で、滞納が心配。前は多少のアルバイトがあったが、今はコロナでまったくない。食べるものもぎりぎりで、1玉18円のうどんを3回に分けて食べている。役所に生活保護の相談に行ったら『人のお金で食べさせてもらうのか』『働く人の上前をはねて生きるつもり』と罵倒される。体調も悪く、こんな状態で生きていても仕方ないと思う」
「人のお金で食べさせてもらう」、か…
うちもHIKIKOMORIで障害年金を受給できたときに父親から言われたなあ…
「お前は国の税金で生かしてもらってるんやぞ」とさあ。
それでも、この国は変わらないだろう
雨宮氏は最後にこう綴っている。
この国には、弱い立場の人々の声を聞こうともしない政治家と、しっかり耳を傾け寄り添ってくれる政治家がいて、今、前者が圧倒的に力を持っている。参院選は、その力関係を変える大きなチャンスだ。
投票まで、あと少し。当選してほしい議員が、私にはたくさんいる。
しかしそれでも、私はこの国は変わらないだろうと思っている。「力関係」なんて変わらないだろうと。
- 「うちらは生活困窮者とは違う。うちらはこんな奴らにはならない」という意思表示として政権与党や「維新を名乗るナニワのトランピズム政党」に投票
- 「生活困窮者にならないために、そして福祉サービスにすがるような愚か者にならないためにも自分磨き、自己啓発、資産運用に努めるんだ」と投票を棄権
- そして当の生活困窮者も「どうせ投票しても何も変わらないし、さらに『生きる価値なし』とレッテルを張られ続けるんだからせめて『死ぬ権利』が欲しい」と投票を棄権
こんな構図で現政権与党や「ナニワのトランピズム政党」が伸びるんだろうなあ…
そして衆議院解散がなければ、この先3年は国政選挙がないらしい。
憲法は晴れて改正され(戦争できる国づくりはもちろん、「家族の絆」などを押し付けられる)、「大阪関西万博」をもろ手を挙げてテレビ屋は礼賛するんだろうなあ。
そんじゃまた。