こんばんは。
今回も「与党も野党も茶番」をお送りする。
この茶番政党では思想・考えの多様性のことを「バラバラ」と表現するらしい
今回は「第3章 党建設__到達と今後の方針」より、「②民主集中制の組織原則を堅持し、発展させる」の部分を
日本共産党が、国民の多数者を革命の事業に結集するという役割を果たすためには、民主集中制という組織原則を堅持し、発展させることが不可欠である。
民主集中制の「民主」とは党内民主主義のことであり、「集中」とは統一した党の力を集めることをさしている。
民主的な討論を通じて決定されたことは、みんなでその実行にあたる__行動の統一は国民に対する公党としての当然の責任であり、それをどの程度まで実行しているかは別にして、どの党であれ行動の統一を党のルールにしている。
まあね、ここだけ見れば「政党としてのあり方」として至極立派なことを言うてるなあ、となるんだけど。
この直後の一文には私は疑問を感じた。
同時に、多数者革命を推進する革命政党にとっては、民主集中制は、死活的に重要な原則である。行動の統一ができないバラバラな党で、どうして支配勢力による妨害や抵抗を打ち破って、国民の多数者を結集する事業ができるだろうか。(大文字・太字強調は引用者)
逆に言いたい。行動を一にしなければ、党としての結集などできないのだろうか。
今、現政権与党に対する批判や、ガザ地区の問題などで様々な立場から声を上げる人たちがいる。参考動画を紹介する。
たとえばここに出ている人たちを結集しようとする際、考え方まで統一しないといけないのだろうか。
そんなことを強要して「さあ茶番政党に入ろう」となるのだろうか。いや絶対に無理だ。
どうやら、この茶番政党にとって、「多様な立場・多様な考え方、多様性」はすなわち「バラバラ」で、有害であると思っているようだ。
え?旧ソビエト連邦から輸入したものじゃないの?
さらに疑問点は続く。
わが党の民主集中制の原則は外国から持ち込まれたものでなく、100年余の自らの歴史と経験を踏まえて築かれたものである。
ヒャア、これはとんでもない珍論だなあ。
どう考えても旧ソビエト連邦、「コミンテルン」の組織原則でしょ?
「22年テーゼ」「27年テーゼ」として伝えられたもの。
わが党を「異論を許さない党」「閉鎖的」などと事実をゆがめて描き、民主集中制の放棄、あるいはこの原則を弱めることを求める議論がある。
(中略)
わが党が民主集中制を放棄することを喜ぶのはいったい誰か。わが党を封じ込め、つぶそうとしている支配勢力にほかならない。
いやいや、だから旧ソ連や旧東側諸国の実態を見て、組織原則も改めるべきではないのかという声なのよ。つまり「民主化」。
党のすべての指導期間は、自由で民主的な選挙をつうじて選出されている。
この実態もね、単に略歴だけが書かれたリストを渡されて、〇をつけるだけなんだよね。それにこの茶番政党の構成員(特に上級機関のそれ)たちは、とにかく「調教」されたロボットでしかないので末端も反対する理由がないのよ。
結局は密室主義とパターナリズムでしかない。そりゃ「おじさん社会の政党」なわけだ
結局ね、横のつながりすら禁止されているらしい茶番政党の組織原則「民主集中制」ってね、調教された構成員はいざ知らず、一般市民から見たら「密室主義」「閉鎖的」そして「パターナリズム」でしかあらへんのよな。「おじさん社会」の組織。
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
だから「入党者を増やす」、つまり調教して茶番政党のロボットに仕上げることにとにかく躍起になるんだよね。
常々この茶番政党は「自分たちの支持が広がらないのは支配勢力の攻撃・抵抗があるからだ」とのたまっているが、「多様性の世紀」といわれる21世紀において、多様性を半ば否定する組織原則にこだわっているから支持が広がらないのだと思う。
次回に続く。